こんにちは、Dr.ぴかです。
年間5000人以上の患者さんを診察し、現役歯科医として働いています!
歯磨き頑張ってるけど、改善してる感じがないよー!( ; ; )
歯磨きしてるのに、口臭が改善されてないって辛いよね。
口臭を改善するには、正しい歯磨きと口臭ケアグッズを
正しく使うことが大事だよ。
いくら歯磨きを頑張っても、正しいやり方を身につけないと、口臭は改善されません。
なぜなら、口臭を引き起こす歯周病菌は歯と歯茎の隙間、歯周ポケットで増殖しており、歯磨きを頑張っている多くの患者さんが、歯茎に対する正しい歯磨きを身につけていないからです。
口臭を改善するには、歯周病を改善するための歯磨き法を習得する必要があります。
…歯磨きってみんな同じじゃないの?
虫歯と歯周病は同じ歯磨きでも意識して磨く場所は違うの。
今回は口臭を改善するための方法について解説します。
口臭予防のための歯磨きを習得すれば、口臭で悩むことも減り、歯周病も予防でき、美味しいご飯をおいしく食べることもできます。
こんな人におすすめ!
・口臭に悩んでいる人
・歯磨きしてるのに口臭が改善しない人
・ずっと自分の歯で美味しいご飯を食べたい人
この記事を読めば、口臭がどうして起きるのか理解して、正しい口臭対策が身につきます。
正しい口臭対策が身につけば、口臭は一気に改善するよ!国民の8割が歯周病だから、しっかりと身につけて予防しよう!
1.口臭対策とは臭いをさせないこと
口臭対策は口からの臭いを発生させないことです。
口臭対策には即効性の対策と長期的な対策があります。
とりあえず、口臭がしないならどっちでもいいんじゃないの?
口臭の原因にアプローチしないとずっと口が臭いまま( ; ; )口臭対策を両方知っておくことで、健康はもちろん、いざ歯磨きしてないときにも対応できるよ!
口臭対策には、下記の2種類があります。
1.即効性のある口臭対策
2.長期的な口臭対策
<即効性のある口臭対策>
即効性のある口臭対策は、ニンニクなどの臭いのする食べ物を食べた後や、緊張して口が乾いてしまうことで起きる口臭に対して即効性を発揮します。
例えば、
・ガムを噛む
・直前にマウスウォッシュを使う
といった対策法です。唾液が分泌されることで口の中の臭い物質を消臭してくれます。
また、直前にマウスウォッシュを使うことで口の中の臭い物質を消臭され、口臭を抑制します。
しかし、即効性のある口臭対策は効果は短時間であり、口臭の原因を解決できていないので、また口臭が発生します。そのため、即効性の口臭対策は、緊張したときの口臭や臭いのする食べ物を食べてしまったといったときにだけにしましょう。
いざというときに知っておくといい方法で、根本的な解決にはならないよ。
<長期的な口臭対策>
長期的な口臭予防は、歯周病を予防し、口臭だけでなく歯茎の炎症も予防する対策です。
そのためには、
歯周病予防に特化した歯磨きの方法を習得し、フロスや歯間ブラシ、
薬用マウスウォッシュをしっかりと使う必要があります。
徹底的な歯磨きを実践しても、歯石はついてくるので、定期的に歯医者さんでの歯石除去も必要になってきます。
歯磨きに時間はかかりますが、夜のときだけでも5分以上かければ、長期的に歯の健康を維持できます。
2.歯医者さんで正しい歯の磨き方を教えてもらおう!
歯磨きなんて正しいやり方とかあるの??
それなら歯医者さんに行こう!歯科衛生士さんが
正しい歯磨きの方法を教えてくれるよ
口臭を起こす歯周病に特化した歯磨き方法を覚えるには、歯科衛生士さんに直接、教えてもらうのが一番です。
長期的な口臭対策はかかりつけの歯科衛生士さんを見つけることが答えです。
歯科衛生士さんは歯磨き指導のプロです。(歯医者のお姉さんじゃないよ!歯科衛生士っていう国家資格を持ってるんだよ!)
お口の中をみて、患者さんの歯並びや歯の磨き方の癖を見つけて、どこが磨けてないのか、歯科衛生士さんが指導してくれます。
とはいえ、1回歯医者さんにいくだけで、今までの歯磨き習慣を変えることはできません。
自分の歯磨きの方法を変えるためにも定期的に歯医者さんに通い、その都度、自分の歯磨きレベルをみてもらいましょう。
どうしてかかりつけの歯医者さんではなく、歯科衛生士さんなのか?
それは、歯科衛生士さんによって指導方法が違うからです。
歯の磨き方やフロス、歯間ブラシの使い方は同じですが、どんな種類を勧めてくるのか、そして熱血指導なのか、褒めて伸ばすタイプなのか、歯科衛生士さんによって違います。
患者さんによって合う、合わないがありますので、この歯科衛生士さんの教え方いいなぁって感じたら、できれば同じ歯科衛生士さんに指導してもらって、歯周病に特化した歯磨き方法を習得しましょう。
私の歯科医院は担当制じゃないけど、実際に、
患者さんが歯科衛生士さんを指名してやる気がアップして、劇的に歯磨きが上達してたよ!
3.口臭対策でやるべき5つのこと
本記事でおすすめする5つの口臭対策は以下のとおりです。
・正しい歯磨きを実践する
・フロス、歯間ブラシを使う
・歯周病専用歯磨き粉を使う
・薬用マウスウォッシュを使う
・夜の歯磨きを絶対にサボらない
やれてそうで意外と面倒かもー。
最初に環境さえ整えてしまえば難しくないよ。それぞれ解説していくね!
3-1.正しい歯磨きを実践する
口臭対策で絶対に欠かせないのが歯磨きです。
正しい歯磨きはルーティンを決めてしまえばあとは習慣化されるので簡単です。
歯磨きにルーティン?
磨く順番を決めておくと、磨き残しがかなり減るんだよ!
ルーティンになってないと、適当な順番になって、
上下左右、表裏全てを磨けてないことが多くなるよ。
正しい歯の磨き方は磨く順番を決めることが第一歩です。
私が指導しているのは右上表→上前歯表→左上表→左上裏→上前歯裏→右上裏
その次は右下表→下の前歯表→左下表→左下裏→下前歯裏→右下裏 って順番
図にするとこんな感じ⇩
どんな順番でもかまいませんが、順番は必ず決めて磨きましょう。
また口臭を引き起こす歯周病菌は、歯と歯茎の隙間歯周ポケットに繁殖しています。
歯ブラシを当てるときは歯ブラシの毛先を歯と歯茎の隙間に入れ込むイメージで下から上にかきだすイメージで磨きましょう。ゴシゴシ磨きじゃないので要注意!
3-2.フロス、歯間ブラシを使う
フロスって歯磨きの前にした方がいいの?
歯磨きの前にした方が歯磨き粉の成分が歯と歯の隙間に浸透していいっていう考えもあるよ!
とりあえずフロスできていない人が多いから歯磨きの後でも前でもフロスすることが重要!
歯ブラシを完璧にしても6割しか磨けていません。フロスや歯間ブラシを使えば残りの歯の隙間の汚れの4割を落とすことができます。
3-3.歯周病専用歯磨き粉を使う
口臭対策には歯周病専門の歯磨き粉を使いましょう。
なぜなら虫歯専用と歯周病専用では、口臭を引き起こす歯周病菌殺菌能力が全然違うからです。
歯磨き粉なら何でもいいってわけじゃないんだね!
そうそう!今回は口臭対策のための歯磨き粉だから
歯周病専用の歯磨き粉がおすすめかな。
薬局にも歯槽膿漏おすすめ!みたいな歯磨き粉がたくさん販売されているので
まずはよさそうなやつを使ってみてください。
わからなければ、かかりつけの歯医者さんのおすすめの歯周病専用歯磨き粉を使ってみると間違いないです。
3-4.薬用マウスウォッシュを使う
正しい歯磨き、フロスのあとは仕上げに薬用マウスウォッシュでお口の隅々まで殺菌しちゃいましょう。
でも、マウスウォッシュってたくさんあって
何使えばいいかわからない!
歯医者的にはコンクールFがおすすめ。
高い殺菌力で歯周病菌だけじゃなくて、
虫歯菌の増殖も12時間抑制してくれるよ
3-5.夜の歯磨きを絶対にサボらない
正しい歯磨きと歯周病に特化した歯磨き粉、薬用マウスウォッシュといった環境要因を整えたら、実践するのみです。特に寝ている間は唾液の分泌量が極端に減るから夜の歯磨きはどれだけ忙しくてもさぼっちゃだめです。
せっかく頑張って来ても、寝る前の歯磨きをサボれば、あっという間に歯周病菌が発生して、起きたときに口がとても臭くなるからです。
夜の歯磨きってかなり重要なんだね!
夜しっかり磨いておけば日中の口臭も
かなり軽減されるんだ!
まとめ:口臭について理解して、正しい口臭対策をしよう!!!
今回は長期的な口臭対策について解説しました。
結論はかかりつけの歯科衛生士さんにしっかりと正しい歯磨き方法を教えてもらって継続して評価してもらうというのが答えですが、他にも口臭対策として具体的にすべきことは以下のとおりです。
・正しい歯磨きを実践する
・フロス、歯間ブラシを使う
・歯周病専用歯磨き粉を使う
・薬用マウスウォッシュを使う
・夜の歯磨きを絶対にサボらない
正しい歯磨きをすれば口臭で悩むことはなくなります。
今の自分の歯磨きを上記の項目をチェックしながら確認してみましょう。
できてるか不安なときはかかりつけの歯科衛生士さんに
相談して現状をチェックしてもらおうね。
以上、Dr.ぴかでした!
また、歯の悩みっていろいろあると思います。
- 歯医者さんに通っているけどなかなか治らない
- 歯の黄ばみが気になる、、、
など、歯医者さんの悩みや疑問が出てくることもあるかもしれません。
そんな時、このホームページの問い合わせを利用してみてください。
返信はできないこともありますが、悩みに対してブログで応えて行きます。
お口の健康、歯医者さんの悩み、歯科衛生士さんも!よかったら上手くDr.ぴかのホームページを活用してみてください。
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